快楽主義とは



政治思想, 哲学, 宗教

公開日:2024/5/10    

■快楽主義とは

快楽主義とは、感覚的な快楽を幸福と捉え、これを追求する行為を正しいこと、善いことと考える思想のこと。 快楽の種類には肉体的な快楽と、精神的な快楽があるため、快楽主義は必ずしもその場しのぎの短絡的な肉体的な快楽を追求する様なネガティブなイメージだけではない。

快楽主義の思想は古代ギリシャの時代からあり、エピクロスは哲学的思考の中に最高の快楽が含まれると考え、肉体的な快楽はむしろ苦であると考えた。 またエウドクソスは、分別(ロゴス)がある人間も、分別がない他の動物も全てのものが快楽を目指しており、「すべてにとって善いもの」であることから快楽を最高善と考えた。

そして時代を下り、イギリスの哲学者ジェレミー・ベンサム(1748-1832)は、快楽主義をベースとして功利主義という考えに発展させた。




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