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・ ジョン・ミアシャイマー
・ イマヌエル・カント
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関連知識
・ギリシャ哲学
<プラトンの著書>
・ソクラテスの弁明
・プロタゴラス
・ゴルギアス
・饗宴
・国家
■ソクラテス
BC469-399。「知らないのに知っていると思っている人達に対して、自分は知らないことを知らないと思っている。その点でこの人達よりも知恵がある」という事を発見 (無知の知)。参照:ソクラテスの弁明。
また「正義」「勇気」などの倫理的価値感について、それらが「何であるか」という問いを対話を通じて追及しました。また「単に生きることではなく、よく生きることこそ大切である」と考えました。
なお、ソクラテスは自身で本を書いておらず、ソクラテスの思想は多くはプラトンの著書によって記されている。
ソクラテスの妻はクサンティッペ、恐妻家だったと言われている。
また古代ギリシャには「パイデラスティア」と呼ばれる未成年男子と恋愛関係を結ぶ風習があり、ソクラテスはアルキビアデスとの関係があった。

<ソクラテスの評判>
当時、周りの人達からソクラテスは以下のような人物だと思われている事が分かります。
以下はプラトン著「国家」のある一節です。
・そらそら、お出なすった!これが例のおなじみの、ソクラテスの空とぼけというやつさ。そう来ることは百も承知で、わたくしはここにいる人たちに、ちゃんと予言しておいたのだ。
あなたはきっと答えるのをいやがるだろう、誰かに質問されると空とぼけて、なんだかんだと言いつくろっては答えるのを避けるだろう、とね
・まったく虫の好かぬ男だよ、あなたは、ソクラテス。できるだけ人の説をぶち壊すような仕方で解釈しようとする
この様に自分の無知を盾にして、相手の考えを引き出してその矛盾をつけば議論に負ける事は無い、というものです。
しかし実際にプラトンの著書を読むと、ソクラテスは自らの考えを多く出し、相手を正しい考えの方向に誘導している記述が多くあります。
従って議論に負けた側の言い分がソクラテスの「空とぼけ」であって、その批判は正しくないように私には思われます。
また相手が長い反論をしようとすると、大演説をするなといって叱るようです。
だが私は、今のあんたの議論にも不服だし、それらについて言うべきこともある。ところがそれを言えば、大演説をするといって叱られるのは必定だ。だから私に言いたいだけのことを言わせてくれるか、
それとも、どうしても質問したいのなら、質問するがいい。私の方は、物語を聞かせてくれる婆さんたちにするように、「うん、うん」と相槌を打ちながら、首を縦に振ったり横に振ったりしてあげよう
■プラトン
BC427-347。アテネの名門出身。若き日にソクラテスの演説に衝撃を受け、それまで書き溜めていた詩を焼き捨てたという逸話があります。
従ってプラトンはソクラテスの影響を強く受けており、自身の著書においてソクラテスとの対話篇なるものを多く残しています。
プラトンはシラクサ等を遍歴した後、40歳の頃にアテネ校外に学園アカデメイアを創設します。
アカデメイアは529年に東ローマ帝国のユスティニアヌス帝に異教とみなされ閉鎖を命じられるまでの長い間続きます。(アリストテレスのリュケイオンも同じ理由で閉鎖)
<イデア論>
イデアとは、感覚を通じて出会う、個々の事象の真の在り方を示す原型・模範となる存在のことです。
例えば、自分が描く円はどれも完全な円形ではありませんが、それが定義通りの円であるという前提で様々な考察をすることができます。
それは感覚(視覚)を通じての理解ではなく、知性の働きによってそれが円であると理解できているのであり、この知性でとらえられる完全な円形こそ「まさに円であるもの (円のイデア)」であります。
これと同じことは美しさなどの様々な価値についても当てはまります。私たちが見るものが不完全であるが「美しい」と判断できるのは、完全な美しさが存在し、それを知っているからであり、その様なものが「まさに美しいもの(美のイデア)」であるという事になります。
この様な意味で、あらゆるものについて人はそのイデアを知ることで、真実の在り方を捉えたという事ができます。その中で他のイデアが成立するための原理となる特別なイデアを「善のイデア」と呼び、学ぶべき最大のものであるとしました。
<四元徳>
「知恵」「勇気」「節制」「正義」はギリシャ人の間で倫理的生き方の基本となる徳と考えられており、四元徳とよばれる。人間の魂には理性的部分、気概的部分、欲望的部分があり、
理性的部分が知恵を、気概的部分が勇気を、欲望的部分を含む三つの部分が互いに強調して節制を身に付けたとき、魂は調和の取れた状態となり、魂全体に正義の徳が備わるとしました。
<哲人政治>
理想的国家を実現する為には「哲学する者が政治権力の座につくか、あるいは権力を有する人々が哲学を学ばなければならない」と考えました。
<プラトンの著書>
プラトンの全集をまとめた「ステファヌス版」と呼ばれるものが、今日のプラトンの著作を翻訳する際の参照元となる。ステファヌス版は3部に分かれますが、それとは別にプラトンの著作時期によって
初期対話篇、中期対話篇、後期対話篇にも分類され、初期篇はプラトンが45歳まで、中期篇は60歳まで、後期篇は80歳までの著作となります。


■年表

 哲学
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