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■結果目的語とは
「お湯を沸かす」という言い方がありますが、お湯は既に沸かされている状態であるため「水を沸かす」が正しい言い方であると思う人がいるかと思います。
しかし、例えば「穴を掘る」は「土を掘る」と言うのか、「家を建てる」は「木材を建てる」と言うのかと考えると、「お湯を沸かす」でも間違っていない事が分かります。
この様に、動作の対象ではなく動作の結果を目的語とするものを、結果目的語と言います。
(「水を沸かす」場合は、動作の対象が水、「お湯を沸かす」場合は、動作の結果がお湯になります)
<その他の結果目的語の例>
・ ご飯を炊く
・ 絵を描く
・ 糸をつむぐ
■重言(二重表現)とは
重言(二重表現)とは同じ意味の言葉を重ねる表現のことです。「頭痛が痛い」は二重表現として好ましくない表現の典型例としてよく用いられます。それを理解して冗談で「頭痛が痛い」と敢えて言う場合もよくあります。
重言の使用は好ましくないとされておりますが、既にその表現が広く定着している、あるいは強調することを目的として重言を使用する場合があり、必ずしも間違っているとは言えません。
「重言=間違っている」という先入観を持っている人を相手に、敢えて二重表現を避けて使用してする事、あると思います。
<広く定着している>
・ 歌を歌う
・ 電流が流れる
・ 流れ星が流れる
・ 被害を被る
・ 返事を返す
・ 後で後悔する
<強調するために使用する>
・ 一番最初に
・ 今現在
・ 必ず必要
・ 過半数を超える
<二重表現を使う必要性があまり感じられない>
・ 馬から落馬する
・ 予め予約する
<ネタ枠>
・ 力こそパワー
・ 毎日がエブリデイ
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