アカシックレコード, 形態形成場の仮説, シンクロニシティ



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公開日:2025/1/6    

■アカシックレコードとは

アカシックレコードとは、オーストリアやドイツで活動した思想家ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)が作った言葉とされ、宇宙誕生以来のあらゆる情報がたくわえられているという記録層のことです。 「アカシック」はサンスクリット語の「アーカーシャ」という、インドで「虚空」「空間」「天空」を意味する言葉に由来します。 アカシックレコードの概念は、アメリカの心霊治療家 エドガー・ケイシー(1877-1945)によって広く知られるようになりました。

■脳受信機説とは

脳受信機説とは、ウィリアム・ジェームズ(1842–1910)によって提唱された説で、意識は脳によって生成されるのではなく、脳がそれを「伝達・変換」すると考えました。 上記のアカシックレコードと結び付けられ、脳はアカシックレコードからの情報を送受信していると考えられるようになりました。

■シンクロニシティとは

シンクロニシティとは、スイスの心理学カール・グスタフ・ユング(1875-1961)が提唱した理論で、 一見すると無関係な複数の事象が同時に起きる現象のことです。これは「集合的無意識」といい、個人的に獲得されたものではなく、主に遺伝によって獲得された情報のことで、 表面上の因果関係はないようにみえても、無意識の層においては因果関係が存在するためシンクロニシティが起きると、ユングは主張します。

アカシックレコードは「宇宙の全履歴データベース」に対して、集合的無意識は「人類の共通心理テンプレート」という違いがあります。

・長い間連絡を取っていなかった人を思い出した時に、その人から連絡が来る

・世界中で収監されていた最凶の死刑囚が、同時期に脱獄し東京に集まってくる

■形態形成場の仮説 (シェルドレイク仮説)とは

形態形成場の仮説とは、イギリスの生物学者/超心理学者であるルパート・シェルドレイク(1942-)が唱えた仮説で、人や物に起きたことや考えが、全く接触の無い人や物に距離を超えて伝播する現象をいう。 形成共鳴ともいう。例は以下のとおり。

・テレビ番組でクイズを2問出し、片方は回答を視聴者に教え、片方は回答を教えない。その後、その番組が放映されていない(答えを知らない)地域に同じ問題を出した場合、答えを教えられた問題の方が正答率が上がった。

・グリセリンは固体化しない物質と考えられていたが、一度ある拍子で固体化した後、あらゆる地域で固体化するようになった。

・宮崎県串間市の幸島にいるサルが芋を洗いだしたら、他の地域でも芋を洗うサルが増えだした。
※しかしそのような事実は確認されておらず、生物学者ライアル・ワトソンが創作した架空の現象「百匹目の猿現象」とされる。 (幸島のサルは芋を洗うのは事実)

・同時期に違う場所で同じ物理法則を発見したり、同じようなアイディアが生まれる。(万有引力はニュートンとフックが同時期に法則を発見した)

これは、脳はアカシックレコードからの情報の送受信を行っているために、この様な現象が発生していると考えられています。 私は形態形成場の仮説は収斂進化の一種ではないかと思いました。




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