ユーザー車検の受け方 メリット/デメリット



雑学のこと

公開日:2023/2/17    

■ ユーザー車検の受け方

ユーザー車検の受け方を説明します。車検を通すまでの簡単な流れは以下となります。

① 車検を受ける予約をする
② 書類を準備する
③ 車両の事前チェック
④ 陸運局に行く
⑤ 書類手続きをする
⑥ 車両検査を受ける
⑦ 車検証を受け取る


①車検を受ける予約をする
国土交通省のHPに行って予約します。

②書類を準備する
必要な書類は、準備して持っていく物と、陸運局に行ったら購入する物の2種類あります。

■準備して持っていく物
1) 自賠責証明書
2) 車検証
これらは車のダッシュボードの中とかの整備書等の中に入っているはずです。

3) 自動車税の納税証明書
毎年5月に納める自動車税の納税証明書です。もし紛失していたら区役所か陸運局の中にある県税事務所で再発行してもらえます。 県税事務所は陸運局の中に無い時もあるので、陸運局に事前に確認した方がいいでしょう。

4) 24か月定期点検整備記録簿
1年以内に点検をした事を証明するものがあれば良いです。現在は書式が自由化しており、どんな様式の物でも構いません。車に備え付けの整備手帳を利用するか、 ネットで検索してプリントしたのを使うのも良いです。自分で点検したのならば、しっかり自分の名前を書きましょう

*最悪、点検記録簿が無くても車検は通ります。点検は車検の前後で良いので「車検後、後整備にて点検する予定です」と伝えれば大丈夫(らしい)です。

■陸運局で購入するもの
5) 継続検査申請書, 自動車重量税納付書, 自動車検査票
これらは車検の当日に購入してその場で記入します。記入要領に沿って書けば何の問題もありません。

③車両の事前チェック
車検では以下項目をチェックされるので、事前に問題ないか確認する必要あります。ただし、自分ではどうしても検査できない項目があるので、それは車検場で一発勝負しましょう 。 案外大丈夫なもんです。それと事前にディーラーに車検の見積もりをしてもらえば、ある程度悪い箇所はわかります。(但し100%ではありません)



④陸運局へ行く
自分の住んでいる都道府県の陸運局(運輸局)へ行きましょう

⑤書類手続きをする
ユーザー車検を受けに来ましたと言えば、丁寧に案内してくれます。案内員の言われるままに動いてください。

⑥車両検査を受ける
ここでも検査員の言われるままに動いてください。主に自分がやるのは、ボンネットを開けたり、ライトをつけたり、アクセルを踏んだりです。 初めてですと伝えたら、きちんと検査員が支持してくれます。やり方が分からなくて失格、という事にはなりませんので安心してください。

<もし検査NGになったら>
※もしNGになっても再検査はその日のうち何度でも受けれます。また、すぐに直せないような箇所の場合は2週間以内なら日を改めて再検査として受けることが出来ます。(後日再検査する旨を受付に伝える必要あります。 また、後日の再検査は再検査料が1300円ほどかかります)

⑦車検証を受け取る
検査に通ったら、受付に行って検査証をもらいます。新しいシールを窓ガラスに張ったらこれで終了です。

■ ユーザー車検を受けるメリット, デメリット

<メリット>
メリットは、車検費用を安く済ませる事ができることです。 車検で必ず必要な費用に自賠責保険料、重量税、印紙代がありますが、ディーラー車検ではその上に手数料がかかります。 ユーザー車検を受けることでこの手数料を抑える事ができます。手数料は各ディーラーで異なりますが、数万円はします。



<デメリット>
デメリットは、時間がかかるというものです。しかしユーザー車検は半日かからずに済ますことができるので、それで数万円節約できるなら、やる価値はあります。 自分の仕事で半日で数万円稼げる仕事をやっているなら、話は別ですが。

<ユーザー車検は安全性に問題はないのか>
ユーザー車検をやって安全なのかと心配する人がいるかもしれませんが、 車検が通るということは「国が決めた項目に基づいて点検した結果、問題無い」ということであり、それがユーザー車検だろうと民間車検だろうと変わりありません。

だからといって、今後2年間の安全が保障された訳ではないので、定期点検はどこかのタイミングで受けるべきだと思います。 ただそれは車検のタイミングでなくても良いということです。車検のタイミングでディーラーに点検をお任せしてしまうと必要のない箇所まで修理していしまう可能性がありますので。




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