スプラトゥーンのキルレ



ゲームのこと

公開日:2017/9/16    

任天堂 Wii Uのゲームソフトのスプラトゥーンについて思うことをつづります。

スプラトゥーンとはインクを撃ち合うアクションシューティングゲームで、オンラインの人同士でタッグを組み、4 vs 4で戦います。

これがなかなか面白いのですが、1人1人のスキルが大きく勝敗を分ける要素になっており、1人でも役に立たない仲間がいたら勝つ可能性は 非常に低くなり、ついついその人をけなしたくなってしまいます(心の中で)。

しかし、何をもって役に立った(勝利に貢献した)かは非常に判断が難しく、私から見たら役に立たなかったと思う仲間でも、その人自身は そう思っていないかもしれないし、むしろ他の人が役に立たなかったと思っているかもしれません。

なので、私が考える勝利への貢献度合いについて説明します(ガチマッチ限定)。ちなみにゲーム内では、下記の様に試合終了後にメンバーの成績(キルした数とキルされた数)が表示され、 過去10試合の勝率の高い人が上位にくるようになっております。ゲーム発売初期はキル数が多い人が上位にくるようになっており、キル数が多い=勝利に貢献したと捉えられがちでしたが、 必ずしもキル数の多い人が勝利に貢献した訳ではないという事で、上位にくる人を変えたのだと思われます。



■前提の考え方
勝利に貢献したか否かは立ち回りの上手さが大きく関わってきます、しかし立ち回りが上手かったかどうかはケースバイケースで変わります。 例えば、ホコやヤグラの場所を無視してキルだけを稼ぐリスキル(敵のスタート地点で待ち構えてキルする行為)専門家などは勝利に貢献したとは言えませんし、 試合中ほとんど何もせず、最後だけヤグラに少し乗ってカウントを進めるというのも役に立ったとは言えないと考えます。 (最初からきちんと働いていたら、もっと楽に勝っていた筈なので。まぁ乗らないよりましですが)

従って勝利の貢献度合いは、ケースバイケースでの立ち回りの上手さなどでは定義せず、何か定量的なもので表現するというのを前提の考え方にします。 (この指標であれば、総じて立ち回りも上手かったであろうという物を定義します)

■キルレについて
キルレとは"キルレート"の略で、"キルした数/キルされた数(デス数)"で定義されます。私はこれだけでは勝利の貢献度合いとしては表せないと考えます。 例えば、キル数3/デス数1ではキルレは3となり高いキルレになりますが、敵と戦闘してなさすぎで、明らかに立ち回りに問題があると考えざるを得ません。

それならば、キル数6/デス数6のキルレ1のプレイヤーのほうが勝利に貢献していると考えます。

ではそのプレーヤーと、キル数12/デス数12のキルレ1のプレイヤーとではどちらの方が貢献したと言えるでしょうか。私はキル数12のプレイヤーのほうが貢献したといえると考えます。 何故なら、キル数3/デス数3のプレイヤーよりキル数6/デス数6のプレイヤーのほうが良いという理屈と同じだからです。

つまり、敵と戦闘した回数が多いプレイヤー(キル数とデス数の合計値が多いプレイヤー)は、より長い時間戦闘の最前線に立っており、 ヤグラや、ホコの周りにいるという事になるからです。

なお、ガチマッチでも"インクを塗る"という行為は非常に重要で、デス数が多い場合はその分塗る時間を失っているという意見もあるかもしれませんが、 キル数も同じくらい多ければ、相手の塗る時間を奪っている事になるので、その指摘は当たらないと考えます。「キル数は少ないが塗っている時間が多いんだ」と思っても、 逆に相手の塗る時間も与えている事になっています。

■まとめ
勝利への貢献度は以下のように考えます。

 ・キルレが高いだけでは勝利に貢献したとは限らない
 ・敵との戦闘回数(キル数とデス数の合計値)が多い上で、キルレが高い事が重要

この二つの要素は、立ち回りの上手さと、相対的なインクを塗っている量の多さに繋がります。 貢献度のイメージをまとめると以下になります。



なおリスキル専門家は、キルレは高いかもしれませんが、敵との戦闘回数が少なくなる筈なので、貢献度的には下がるという理屈です。 また以下の様にタイプが別れると考えます。



以上が私の考えです。




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