東京ラブストーリー, ドラマと原作との違い



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公開日:2024/10/20    

東京ラブストーリーは、1988年からビックコミックスピリッツで連載された柴門ふみの漫画で、1991年にフジテレビからドラマ化されています。 ドラマを見て、その後漫画を見たという人の方が多いかもしれません。

漫画を見るとドラマとの違いに驚きます。ドラマでは、関口は永尾とリカの間を引き裂いた張本人として批判的な目で見る視聴者が多く(永尾も擁護できない行動が多かったですが)、 リカは不器用ながらも永尾に対する一途さが視聴者の共感を得ました(鈴木保奈美の演技も良かった)。個人的には永尾とリカが結ばれて欲しかったです。

しかし漫画では、リカと関口の評価が逆転し(私の主観です)、関口も永尾もそんなに悪い印象ではなく、二人とも良い人でした。 逆にリカの行動は共感できず、永尾とリカが結ばれて欲しいとは思えず、まぁ順当にそうなるでしょうという感想でした。

■ ドラマと漫画の違い

何といってもリカのキャラクターがドラマと違いすぎて、あんまり魅力的には感じませんでした。以下が漫画版のリカのエピソードです。

① リカは浮気性で、永尾と付き合っているにもかかわらず、フィリピン人の男と寝たり、三上をも誘ったことがある。

② 寂しさに負けて和賀社長と寝て、和賀社長との子供を妊娠する。それでも永尾のことが好きで、子供を産んだとしても永尾に愛してもらおうとする。

③ 人間としての優しさを感じられない。

③ 永尾をおいて海外に長期に出かけ、一か月以上音沙汰がなくなる。


なお漫画版の関口さとみは芯が強く、永尾の方から積極的にアタックしていった結果が実った形になったので、ドラマとは異なり関口が永尾とリカの中を引き裂いたわけではなく、好感が持てるキャラクターでした。




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