漫画 最終回 - あずみ, AZUMI-



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公開日:2025/5/20 , 最終公開日:2025/6/11   

■あずみ

<本の情報>
 ・ 出版社:小学館
 ・ 作者:小山ゆう
 ・ 連載期間:1994年 - 2008年
 ・ 全48巻

<年表>


<結末>
再び戦乱の時代を招かぬよう、あずみは南光坊天海から「枝打ち」の使命を託され、その任を果たし続けていた。だが、「これで本当に戦乱の世を防げるのか」という疑念と、戦いの中で失った仲間たちへの想いに胸を締めつけられ、幸せになることを許されない運命に、日々葛藤していた。

そんな中、あずみは自らの原点を求め、自身の名の由来と思われる「安曇野」を訪れる。そこで辿り着いたのは、山深く人里離れた、小さな村。 そこには穏やかな暮らしがあり、あずみと同じように異国の血を引く人々の姿もあった。あずみは、もし許されるのならここで静かに暮らしたいと心から思う。

だが、自分がこの村にいると敵に知られれば、また周りの人々を不幸にしてしまう。 そう思い至ったあずみは、この村を「心の故郷」として胸に刻み、再び歩き出す決意をする。 そして、彼女の前には、やはり新たな敵が待ち受けている気配が漂っていた──。



■AZUMI

<本の情報>
 ・ 出版社:小学館
 ・ 作者:小山ゆう
 ・ 連載期間:2009年 - 2014年
 ・ 全18巻

<年表>


<説明>
今作のあずみを"AZUMI"、前作のあずみを"あずみ"と呼んで区別します。

本作は前作との直接的なつながりはなく、パラレルワールドの物語であると作者・小山氏は述べています。 とはいえ、AZUMIは安曇野出身であることから、私は彼女をあずみの子孫と解釈しています。なお、本作は小山氏の別作品『お〜い!竜馬』とのクロスオーバー作品にもなっています。

AZUMIとあずみでは、性格面において違いが見られます。あずみは自身の使命に強く従い、それに対する葛藤を深く抱えていました。 一方、AZUMIは家族がいるという理由からか、大儀よりも家族を優先した行動になっているように感じられました。 また坂本竜馬に抱かれたいと思う描写や、それでいて竜馬の暗殺を命じられるとそれに従おうとしてしまうのは、個人的にイメージダウンを感じました。

また、あずみは作中で大きな外傷を負うことがほとんどなく(吹き矢による毒を受けた場面はありますが)、 一方のAZUMIは銃で足を撃たれたり、爆発に巻き込まれて背中に重傷を負ったりするなどしています。 さらに、あずみは剣術で一度も敗れたことがありませんが、AZUMIは一度敗北を喫しています。

こういった、使命に対する葛藤の希薄さ、外傷を受けたこと、剣術に敗れたことが、AZUMIに対する純潔さを損なう要因となってていると感じています。

<結末>
坂本竜馬の暗殺を命じられたAZUMIだったが、その直前に幕府の見廻組による襲撃があり、竜馬は命を落とす。 皮肉にもそのことで、AZUMIは竜馬を自らの手で暗殺せずに済むこととなった。そして彼女は見廻組の中にかつて剣術で敗北を喫した壮太の姿を目にする。

竜馬の死後、AZUMIは長く悶々とした思いを抱き続け、自らの腕を再び試したいという衝動に駆られる。そして壮太に再戦を挑む(私はこれを、前作における宮本武蔵との戦いの決着として捉えています)。 かつての敗北から得た教訓を活かし、一太刀を奪うことを目指したAZUMIは、ついに壮太を打ち倒すことに成功する。しかしその顔には、どこか悲しげな表情が浮かんでいた。



その後、双子の兄・駿介は新政府に仕え、多忙な日々を送っていた。両親もまた穏やかな暮らしを取り戻していたが、皆AZUMIと再び会うことはなかった。 ただ駿介たちの周囲には、いつもどこかAZUMIが陰から見守っているかのような気配が漂っていた。






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