漫画最終回 - バジリスク甲賀忍法帖-

＜本の情報＞
　・出版社：講談社
　・作者：原作山田風太郎, 漫画せがわまさき
　・連載期間：2003年 - 2004年

＜結末＞
徳川家康は、将軍継嗣（けいし）問題の決着を図るため、甲賀と伊賀の忍者それぞれ十人ずつによる死闘を命じた。甲賀が勝てば国千代（のちの忠長）、伊賀が勝てば竹千代（のちの家光）を三代将軍とするという過酷な条件であった。

壮絶な戦いの末、生き残ったのは甲賀の弦之介と伊賀の朧のふたりだけとなる。だが朧は愛する弦之介を討つことができず、自ら命を絶つ道を選ぶ。竹千代の生母・阿福は、弦之介を抹殺せんと兵を差し向けるが、弦之介の「瞳術」によって返り討ちに遭い、兵たちは瞬く間に倒される。

その後弦之介は朧の後を追って自害。彼は最後に勝者を朧と記した巻物を将軍家へ届けさせた。それにより、竹千代――すなわち徳川家光が第三代将軍になった。