十七条の憲法



政治思想, 哲学

公開日:2024/4/10    

■十七条の憲法

十七条の憲法とは、604年に聖徳太子が制定した全17条からなる日本最初の憲法のこと。

第一条 和を以て貴しとなし(和を大切にし)、人と争うことのないようにせよ。

第二条 まごころをこめて三宝(仏、その教え、それを説く僧)を深くうやまえ。

第三条 天皇の詔は、必ず謹んで受け入れよ。

第四条 役人は、礼法を根本とせよ。

第五条 飲み食いの貪りをやめ、物質的な欲をすて、訴訟を明白に裁きなさい。

第六条 悪を懲らしめ善を勧めるのは、昔からの良いしきたりである。

第七条 人にはおのおのの任務がある。職務を守り、権限を濫用しないようにせよ。

第八条 役人は、朝は早く出勤し、夕は遅く退出せよ。

第九条 信は人の行うべき道の根源である。

第十条 心の中での恨みを絶ち、他人が自分と異なることをしても怒らないようにせよ。

第十一条 功績と過失を明らかにし、賞罰を必ず当てよ。

第十二条 役人は、国民からかってに税をとり立ててはいけない。

第十三条 役人は、お互いの職務を知り、互いに協力できるようにせよ。

第十四条 役人は、他人を嫉妬してはならない。

第十五条 自分の利益に背いて国のことを大事に考えなさい。

第十六条 人民を使うときは、その時期をよく選ぶのは、昔からの良いしきたりである。

第十七条 重大なことは一人で決定してはならない。





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