近世の哲学者まとめ



政治思想, 哲学

初回更新日:2020/11/6    

近世に活躍した、誰でも一度は聞いたことのある哲学者、政治学者についてまとめました。

■年代


<トマス・ホッブス> 1588~1679 イギリス
人間の自然状態は闘争状態とした(万人の万人に対する闘争)。

<ルネ・デカルト> 1596~1650 フランス
近世哲学の祖。「我思う、ゆえに我あり」「困難は分割せよ」が有名な言葉。デカルトは数学者でもあり、デカルト座標(直交座標)なども考案。

<ブレーズ・パスカル> 1623~1662 フランス
「人間は考える葦である」「今日は時間が無いので、長い手紙を書いてしまった」が有名な言葉。パスカルも多才の持ち主で、パスカルの原理などを発見。

<ジョン・ロック> 1632~1704 イギリス
人間は知覚経験によって理性が備わっていくという考えである経験論を確立。対して人間にはあらかじめ理性が備わっているとする考えは合理論という。 また人民主権を説き、名誉革命を正当化、またフランス革命(1789~1799)に大きな影響を及ぼした。有名な著書に「市民政府論」がある。

<ジャン・ジャック・ルソー> 1712~1778 ジュネーブ共和国(現スイス)
1762年、社会契約論を出版。

<イヌマエル・カント> 1724~1804 プロイセン王国(現ドイツ)
1781年、純粋理性批判を出版。自身の哲学を「コペルニクス的転回」と呼ぶ(天動説から地動説にパラダイムシフトしたかのような、ものの例え)。詳細はこちらで説明。

<ジェレミー・ベンサム> 1748~1832 イギリス
功利主義者の創始者。「最大多数の最大幸福」といい、社会全体の幸福量を最大にする事が人間が目指すべき善であるという考え方である。

<フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ> 1844~1900 プロイセン王国(現ドイツ)
著書「ツァラトゥストラはこう言った」の中で、「神は死んだ」という言葉が有名。キリスト教への信仰は信ずるに値しないという意味。




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