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■ペルセウスとアンドロメダ
1. 誕生と神託の運命
アルゴス王アクリシオスには娘ダナエーがいましたが、男の子には恵まれず、後継ぎを望んで神託を仰ぎました。ところが神託は、「お前に息子は生まれない。だが、お前の孫がお前を殺すであろう」という恐ろしいものでした。
アクリシオスは運命を避けるため、ダナエーを青銅の密室に幽閉します。しかし大神ゼウスが黄金の雨となって忍び込み、ダナエーは男児――ペルセウスを出産します。
アクリシオスは二人を殺すことはできず、かわりに木箱に入れて海へ流しました。ダナエーとペルセウスはセリーポス島に漂着し、漁師ディクテュスに救われて育てられます。
2. ゴルゴーン退治の旅
成長したペルセウスは、ディクテュスの兄で島の支配者ポリュデクテース王に警戒されていました。王はダナエーに恋をしており、その息子ペルセウスを遠ざけるために、「ゴルゴーンの一人、メドゥーサの首を取ってこい」と無理難題を押しつけます。
困惑したペルセウスでしたが、アテナとヘルメスの助けを受け、冒険へ旅立ちます。まずはゴルゴーンの居場所を知るため、姉妹であるグライアイ三姉妹のもとを訪れます。
彼女たちは一つの眼と一本の歯を三人で共有しており、それを奪って脅し、ニュンペー(妖精)たちの居場所を聞き出しました。
ペルセウスはニュンペーから以下の三つの道具を授かります:
翼のあるサンダル(空を飛ぶ)
ハーデースの隠れ兜(姿を消す)
キビシス(なんでも入る魔法の袋)
さらにヘルメスからは金剛の鎌(ハルペー)、アテナからは鏡のように光る青銅の盾を授かりました。
こうして西の果てオーケアノスの近くに住むゴルゴーン三姉妹を発見し、盾に映った姿を見ながら、メドゥーサの首を切り落とします。このとき、彼女の血から翼のある馬ペーガソスと巨人クリューサーオールが生まれたと伝えられます。
首をキビシスに収め、兜で姿を消したペルセウスは、追ってくる他のゴルゴーンたちから無事に逃げのびました。
3. 巨人アトラースとの遭遇
帰路、ペルセウスはリビュアー上空を飛行中、メドゥーサの首から滴った血が大地に落ち、そこから数多のヘビが生まれたとされます。
さらに彼は、天空を支える巨人アトラースが守る「ヘスペリスの園」を訪れます。疲れていたペルセウスは休息を求めましたが、アトラースは「ゼウスの子によって黄金の林檎が奪われる」との神託を恐れ、彼を拒絶しました。断られたペルセウスは仕方なく、メドゥーサの首をアトラースに見せます。
すると巨人はたちまち石となって山と化し、その上に天が乗ったのです。
4. アンドロメダとの結婚とその後
メドゥーサの首を携えて空を飛んでいたペルセウスは、エチオピアの海岸で岩に繋がれた美しい王女アンドロメダを見つけます。
彼女は母カッシオペイアが「自分の美しさはネレイデス(海の精霊)に勝る」と豪語したため、怒った海神ポセイドーンによって海の怪物ケートスの生贄にされようとしていました。
ペルセウスはアンドロメダの父ケーペウスに娘との結婚を条件に怪物退治を申し出、戦いの末にケートスを討ち果たして彼女を救いました。
だがアンドロメダにはすでにピーネウスという婚約者がいた。婚礼の宴に現れたピーネウスとその一党はペルセウスを襲うが、ペルセウスはメドゥーサの首を見せて彼らを石に変え、戦いを収めました。
5. セリーポス島への帰還と王の打倒
アンドロメダと共にセリーポス島へ戻ったペルセウスは、母ダナエーを執拗に求めていた領主ポリュデクテースに対して、メドゥーサの首を突きつけて石に変えました。
そして長らく母をかくまっていた漁師ディクテュスを新たな王に据えた。以後、セリーポス島が岩だらけの地となったのは、メドゥーサの首の力によるものと伝えられます。
6. 神託の成就と王国の譲渡
その後、ペルセウスは母と妻を連れて故郷アルゴスへ帰還するが、祖父アクリシオスは、孫に自らが殺されるという神託を恐れてアルゴスから逃亡していました。
ペルセウスはそのままアルゴス王となるが、ある競技会で円盤投げに参加した際、誤って観客席に円盤を投げてしまい、それが老人アクリシオスに当たって命を落とさせてしまいました。こうして神託は皮肉な形で成就されました。
祖父を死なせてしまったことを恥じたペルセウスは、アクリシオスの王国を継ぐことを望まず、ティーリュンスの王メガペンテース(プロイトスの子)と領地を交換。以後、ペルセウスはティーリュンスを中心に、ミデア、ミュケーナイなどの地を支配したといいます。
7. ディオニューソスとの戦いと和解
ペルセウスは王となった後、神ディオニューソスがアルゴスに来訪した際に、戦争に発展しました。
ディオニューソスはエーゲ海から海の精霊ハリアイと共に上陸し、ペルセウスはこれに対して軍を率いて戦い、数多くのマイナス(狂乱した女たち)を討ち取り、ついにはディオニューソスをも倒してレルネーの泉にその遺体を捨てたといいます。
しかしディオニューソスは冥府から復活を果たし、その後、両者は和解。アルゴスにはディオニューソスの神域が定められました。そしてそこにディオニューソスの恋人アリアドネが葬られましたた。
8. ペルセウスの最期と星座への昇天
ペルセウスの最期については、彼がかつて領地交換を行ったメガペンテースによって殺されたという説があります。だが死後、彼の功績を称えた女神アテナによって天に昇り、「ペルセウス座」として星空に刻まれることになりました。
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