旧約聖書 新約聖書



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公開日:2021/1/22 , 最終公開日:2024/2/11      

■旧約聖書と新約聖書の違い

ユダヤ教にとっての聖書が旧約聖書で、キリスト教にとっての聖書が旧約聖書と新約聖書です(ユダヤ教にとっては旧約聖書のことを旧約とは呼びません)。

旧約聖書は人間が生まれてからのユダヤ人(へブル人)の歴史(約BC500年のバビロン捕囚辺りまで)や神の教えが書かれており、全24書からなります。BC約1000年頃から書かれ始め、BC500年頃にまとめ上げました。

新約聖書はイエスについて書かれたもので、全27書からなります。キリストの死後、AC150年頃から書かれ始め、AC200年頃にまとめ上げました。


■旧約聖書

神様がアダムとリリスを土から作りました。アダムの最初の妻はリリスですが、リリスはアダムと平等に扱う様に主張しましたが認められず、エデンの園を離れました。 リリスはサタンの妻となり、リリンを産みました。その後、アダムの肋骨からイブを作りアダムの妻となりました。

アダムとイブの子供に、カインとアベルがいます。カインは農耕を、アベルは羊を放牧をしておりました。ある時、神へ供物を捧げたときに、神はカインの供物を見向きもしなかったことから、 カインはアベルを恨みアベルを殺害してしまいます。これが人類最初の殺人とされております。

ノアの箱舟や、バベルの塔、モーセの十戒などの物語は旧約聖書に書かれている出来事です。 アダムとイブの子孫であるアブラハムとがイスラエルの祖となり、そこからユダヤ人の歴史へと繋がっていきます。


■新約聖書

キリストは聖母マリアから処女受胎によって産まれました。従って父親はいないとされていますが、キリストの家系の正当性を示すために、アブラハムの子孫であるヨセフが養父であるとされています。 キリスト特に認められた弟子は12人おり、十二使徒といいます。

キリストはユダヤ人で、もとはユダヤ教でしたが、自身を「ヤハウェが今の世に遣わせた救世主である」としたため、ユダヤ教徒から神を侮辱したとされて、十字架に磔にされ殺されてしまいました。 その時、キリストの生死を確かめるために脇腹に刺したとされる槍がロンギヌスの槍です。その後キリストは復活したとされますが、マグダラのマリアがその復活を見とどけました。



福音とは、キリストによってもたらされた喜ばしい知らせのや教えのことです。英語ではゴスペル(GOSPEL:Good Spellが語源といわれる)といい、ギリシア語ではエヴァンゲリオンといいます。

■4大天使

聖書に出てくる3大天使は、ミカエル、ラファエル、ガブリエルです。そこにウリエルを加えると4大天使になります。暗黒面に堕ちた堕天使のルシファーはミカエルの兄です。

■7つの大罪

7つの大罪とは、キリスト教で考えられている以下の大きな罪のこと。4世紀のエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコスの著作『修行論』に由来します。

「傲慢」「強欲」「嫉妬」「憤怒」「色欲」「暴食」「怠惰」

なお漫画「HUNTERxHUNTER」に出てくるツェリードニヒは、七つの大罪に足りないものとして「無知の不知」をあげています。

■新世紀エヴァンゲリオンと聖書の関係

聖書に出てくる内容や言葉は新世紀エヴァンゲリオンによくでてきますので、エヴァンゲリオンの流れを以下にまとめます。






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