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公開日:2023/4/28 , 最終更新日:2025/3/6
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昔話に出てくる登場人物のモデルとなった人物などをまとめました。ただし諸説あります。

■桃太郎
桃太郎は、鬼ケ島に渡る源為朝を描いた『保元物語』がその原型とも言われているが、「桃太郎」という名前の物語として出てくるのは御伽草子であるというが一般的です。
また桃太郎のモデルとして、源為朝より古くは、古事記に出てくる孝霊天皇の子供である吉備津彦命(きびつひこのみこと)であるとも考えられている。
■金太郎
金太郎のモデルは坂田金時です。坂田金時は幼名を金太郎といい、足柄山で頼光の部下と相撲を取って打ち負かしたことから、頼光に召し上げられ、後に源頼光の四天王の一人となりました。
金時は大江山の酒呑童子の征伐などに加わりました。
■浦島太郎
浦島太郎のモデルは、日本書紀や丹後風土記に出てくる浦嶋子であると考えられています。なお古事記に出てくる海幸彦と山幸彦の話も、浦島太郎の話に似ています。
■竹取物語
竹取物語は、源氏物語の中で「物語のはじめの祖」と言われるように最古の物語であると考えられています。
かぐや姫のモデルは、古事記に出てくる垂仁天皇の后である迦具夜比売命であると考えられています。ただし古事記では迦具夜比売命の事はあまり述べられておらず名前だけを借りた可能性があります。
また、竹取物語の中で登場する車持皇子(くらもちのみこ)は藤原不比等であるという説もあります。
■一寸法師
一寸法師のモデルは、日本書紀に登場する、大国主と一緒に国づくりをした少名毗古那神(すくなびこなのかみ)と言われています。
少名毗古那神は背が小さく、大国主命の手のひらから飛んで頰に噛みついたという話があります。
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