|
公開日:2021/4/22 , 更新日:2022/12/22
|
■平氏と源氏と武田家の関係
平氏は桓武天皇が祖先、源氏は清和天皇を祖先とし、清和天皇が桓武天皇を祖先とするので、平氏と源氏はどちらも桓武天皇に繋がる血筋を持っています。
源頼朝が鎌倉幕府として治めることができたのも、天皇家の血筋を持っていたためと考えられています。
また源義光の子孫が武田家となります。武田氏といえば甲斐(山梨)の武田信玄が有名ですが、安芸(広島)と若狭(福井)も武田氏が治めた時期もあります。
■源氏物語と源氏の関係
紫式部が作成した源氏物語の主人公である「光源氏」のモデルは、嵯峨天皇の子供の源融(とおる)と考えられています。従って清和天皇を祖先としている源氏とは遠い親戚にあたります。
なお皇族を離れる事を臣籍降下といい、その際に「源」という氏を与えられることが当時はあったために、遠い親戚にもかかわらずどちらも「源」という氏を名乗っています。
■日本三大怨霊のうち二つは平氏が絡んでいた
日本三大怨霊といえば、以下になります。
① 菅原道真 (903年没)
② 平将門 (940年没)
③ 崇徳上皇 (1164年崩御)
これらは全て平安時代の出来事となりますが、平将門はそのまま平氏にまつわる事ですし、
崇徳上皇に関しても、保元の乱で後白河天皇側にいたのが平清盛なので、実は三大怨霊のうち二つが平氏が関わってていたことになります。
|
|