ヨーロッパ、中央アジアについて



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公開日:2021/12/12    

■ヨーロッパ、中央アジア
ヨーロッパ、中央アジア諸国の位置関係は以下のとおり。中央アジアはカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、キルギスの5か国を指します。 「スタン」とはペルシア語で"土地"という意味になります。



■バルト三国
バルト三国とは、北からエストニア、ラトビア、リトアニアの3国を指し、バルト海に面した地理的環境が近い三国を指します。 1918年、20年にロシアから独立を果たしましたが、第二次世界大戦時にソ連が侵略して、ソ連に編入させました。その後、1990年に再び独立を果たしました。 これがソ連の崩壊の引き金になったと言われています。

■カザフスタン
ロシア革命時にソ連の構成下となるが、ソ連崩壊直前に独立を果たした。現在ではロシアとの関係をうまく築いていると思われる。

■ウクライナ
カザフスタンと同様、ロシア革命時にソ連の構成下となるが、ソ連崩壊時に独立を果たした。ロシアとの関係は厳しく、2014年にクリミア半島をロシアに奪われ、 現在でもウクライナ東部では、ロシアに編入を望む親ロ派との紛争が起きている。なおチェルノブイリ原発事故があったのは、現在のウクライナである。

ウクライナの首都はキエフで、9世紀から13世紀後半に東スラブ人などから成るキエフ大公国(キエフ・ルーシ)という国がありましたが、ベラルーシ、ロシア、ウクライナはこのキエフ公大国を文化的祖先としております。 ロシアは「ルーシ」の意味。ベラルーシは「白ロシア」の意味

■ベラルーシ
こちらもウクライナと同様、ソ連の構成下となるが、ソ連崩壊時に独立を果たした。ロシアとの関係は良好です。 2021年には中東の移民をベラルーシ経由でポーランドに流入させようとしており、ポーランド含むEUからの反発を受けております。そして移民をベラルーシから流入させる行為の裏側にはロシアが関与しているのではないかとも言われています。

■コーカサス地方
グルジア、アルメニア、アゼルバイジャンのコーカサス山脈周辺をコーカサス地方と言います。 コーカソイドはこの地方が起源と言われています。

■アーリア人
アーリア人の祖先は、コーカサス地方から中央アジア付近にいたとされています。 紀元前2000年頃にその一部が南下してインダス川上流に侵入しました。以前はインダス文明を滅ぼしたのがアーリア人と考えられていましたが、現在はインダス文明が滅びた後に侵入したと考えらえています。




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