天皇の名前



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公開日:2021/1/17    

「神」の文字が付く天皇
神は名前のとおり偉大な天皇に付けられました。神武天皇は初代天皇なので言わずもがなですが、崇神天皇は神武天皇と同一人物であるという説もあり偉大な存在であると思われます。 応神天皇は大和王朝を確固たるものとしました。

天皇ではありませんが神功皇后にも神の名前がついております。神功皇后は応神天皇の母で、九州を併合し、また三韓征伐に向かいました。こちらも偉大な存在であったと思われます。

神武天皇(初代)
崇神天皇(第10代)
応神天皇(第15代)

「崇」の文字が付く天皇
畏れられた天皇に与えられています。崇神天皇(第10代)を除き、悲しい死を遂げています。

・崇峻天皇(第32代):蘇我馬子に暗殺される。

・崇徳天皇(第75代):菅原道真、平将門とならび、3代怨霊といわれています。父の鳥羽天皇に実子ではないのではないかと疑いをもたれていたことから、非常に冷遇されていました。保元の乱によって破れ讃岐に流されました。

なお早良親王(桓武天皇の同母の弟)は藤原種継の暗殺に関与した疑いをかけられ、抗議として絶食しましたが、淡路に流刑される途中に命を落としました。 その後、崇道天皇と追諡されました(実際に天皇にはなっていません)。

「徳」の文字が付く天皇
懿徳天皇と仁徳天皇を除き、祟と同様に悲しい死を遂げた天皇の御霊を鎮めるために与えられます。祟との違いは、畏れの気持ちの有無かと思います。後鳥羽天皇(第82代)は承久の変で敗れ、隠岐に流されそこで亡くなったため顕徳天皇とされていましたが、効き目がなかったのか後に後鳥羽天皇となります。

懿徳天皇(第4代)
仁徳天皇(第16代)
孝徳天皇(第36代)
称徳天皇(第48代)
文徳天皇(第48代)
崇徳天皇(第75代)
安徳天皇(第81代)
順徳天皇(第84代)

「後」の文字が付く天皇
例えば後醍醐天皇や後鳥羽天皇に対し、醍醐天皇や鳥羽天皇もおります。これは後のついた天皇が後が付かない天皇の意思を継いだ、あるいは敬愛している等の理由からつけたと言われております。




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