天壌無窮の神勅, 宝鏡奉斎の神勅, 斎庭稲穂の神勅



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公開日:2024/4/14    

■神勅とは

神勅とは、神のお告げのことで、特に、天照大御神が瓊瓊杵尊の天孫降臨時に授けた以下神勅のことを三大神勅といいます。

天壌無窮てんじょうむきゅうの神勅

葦原の千五百秋ちいほあきの瑞穂の国は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫いましすめみま、就きて治らせ。行矣さきくませ宝祚あまのひつぎの隆えまさむこと、当に天壌ときわまり無かるべし。


葦原の千五百秋の瑞穂の国(日本のこと)は、私の子孫が王となるべき地である。皇孫(瓊瓊杵尊のこと)が行って治めなさい。無事でいるように。皇室が栄えることは、天地とともに果てることがないであろう。

宝鏡奉斎ほうきょうほうさいの神勅

吾が児、此の宝鏡を視まさむこと、当に吾を視るがごとくすべし。与に床を同くし殿を共にして、斎の鏡となすべし。


我が子よ、この鏡を私を見るがごとくしなさい。同じ床、同じ屋根の下において祀りなさい。

斎庭ゆにわ稲穂の神勅

吾が高天原に所御す斎庭の穂を以て、亦吾が児に御せまつるべし。


私のいる高天原にある神聖な稲穂を我が子に与えます。




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