DNAからたどる日本人のルーツ



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公開日:2021/3/18      

■ハプログループとは
ハプロタイプとは父親もしくは母親から子供に遺伝子情報を受け渡すときに発生する変異の種類のことです。ハプロとは半数体といい、Y染色体DNAは父親から、ミトコンドリアDNAは母親から受け継ぐので半数といいます。 両親から引き継ぐ遺伝子情報はデュプロといいます。ハプログループとは変異の系統が近いものをグループ化したもので、ハプログループを系統化することで人類がどの様に地球上を拡散していったかが分かります。

■Y染色体DNAハプログループ
Y染色体DNAのハプログループは以下の通りです、祖先をたどると最終的に人類共通の男系祖先にたどり着きます。これをY染色体アダムといいます。 日本人の固有のハプログループはD2とC1で両者を合わせると3割を占めます。なおD2と同系統のハプロタイプを持つのがチベット民族で、約4万年前に分岐し約3万8千年前に初めて日本に到達したグループと考えられています。 日本とチベットにのみ残っている理由は、地理的に民族の混合の影響を免れたので古くからのハプロタイプが残ったと考えられています。C1は沖縄に、C3はアイヌの人たちに多いです。

次に日本人に多いのはO2とO3で、これはアジア、東南アジアに多く、弥生時代に中国から流入したものです。

 

■mtDNAハプログループ
mtDNAのハプログループは以下のとおりになります。祖先をたどると最終的に一人の女性にたどりつきます。これをミトコンドリアイブといいます。ハプログループは大きくL、M、Nに別れ、 Lはアフリカに多く、Mはアジア人に多く、Nはアジア人、欧米人に多いです。

日本人はMが64%、Nは32%の割合となっており、その中でも最も多いのはD4で3割を占めております。D4は東アジアや東南アジアに多くいるグループです。 日本人に固有のハプログループはM7aとN9bです。

 




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