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■マヤ、アステカ、インカ文明の歴史
マヤ、アステカ、インカ文明は、それぞれメキシコからペルー、チリに渡る中南米に栄えた文明です。
<マヤ文明の特徴>
マヤ文明はその始まりは古く、紀元前2000年頃から始まりました。ユーラシア大陸以外の古代文明で、かつ大規模な河川流域に存在していない文明として非常に特徴的であると言えます。
また、文字や天文学の知識、正確な暦、祈りをささげるためといわれているピラミッド(チチェン・イッツァ遺跡)もありました。現代においてはマヤの大予言の「2012年人類滅亡説」が有名です。
マヤ文明は、アステカ、インカ文明と同様、スペインに侵略されて1697年に滅亡しました。
<wikimedia commonsより, チチェン・イッツァ遺跡のピラミッド>
<アステカ文明の特徴>
アステカ文明はマヤ文明の影響を受けており、文字や暦を使用し、また太陽信仰や生贄の儀式がありました。
この地域のテオティワカン遺跡に「太陽のピラミッド」がありますが、これはアステカ文明より前にあったテオティワカン文明のものですが、
ただしアステカ文明においてもこのピラミッドは生贄の儀式の際などに使用されました。
ジョジョの奇妙な冒険の第一巻に出てくる石仮面を使った儀式はこのテオティワカンであるとされています。
アステカ文明は、スペイン人のコルテスによって侵略され1521年に滅亡しました。
<左:wikimedia commonsより, 右:ジョジョの奇妙な冒険1巻より>
<インカ文明の特徴>
インカ文明は文字を持たず、太陽信仰を持ち、石造建築技術に優れていました。マチュピチュ遺跡が有名です。
同じ地域にナスカの地上絵がありますが、これはインカ文明より前のものとなります。
インカ文明は、スペイン人のピサロによって侵略され1533年に滅亡しました。
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