目的と目標の違い



経済・経営

公開日:2025/5/25    

■目的と目標の違い

目的とは「最終的に達成したい状態や到達点」であるのに対して、目標は「目的を達成するための指標」のことです。例えば以下のとおり。

目的:海外で生活できるようになる
目標:日常会話レベルの英語力を身につけるため、TOEIC 800点取る。


■見る視点によって、目的は目標になるし、目標は目的にもなる

上記の例で「海外で生活できるようになる」というのを目的とおきましたが、ではそれは何のためでしょうか? もしかしたら「多様な価値観や文化を学ぶ」というのが更なる目的としてあると思います。 そうなると「海外で生活できるようになる」というのは目標になり得ます。

目的:多様な価値観や文化を学ぶ
目標:海外で生活できるようになる


視点を変えると、目標は目的にもなり得ます。TOEIC 800点取ることを目的とすると、一日30分勉強するというのが目標になるのかもしれません。

目的:TOEIC 800点取る
目標:一日30分勉強する


なお、目標値は必ずしも定量的じゃなくても良く、定量的目標と定性的目標に分かれます。



■究極の目的は何か?

それは何のため?と突き詰めていくと、それ以上何かの目的とならない目的に行きつきます。 それが究極の目的であり、古代ギリシャの哲学者アリストテレスはそれは「幸せになること」であると述べました。 (何かの目的のために「幸せになる」ということはないため)




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