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■本、著者の情報
<作者>田中英道, 茂木誠
<発行日>2023年7月 (株) ワニブックス
■要約 緑字が私の補足です。
ユダヤ人が古くは縄文時代から日本に流入し、いかに日本の文化に影響を与えていったという事を説明している。
日本人の祖先がユダヤ人というのではなく、ユダヤ人が日本に同化していった「日ユ同化論」という立場である。
本書の主張は確固たる証拠に基づいた主張ではなく、ほとんどが推察であるため、内容を全て信じる訳ではありませんが、それでも納得させられる部分もあり、ユダヤ人が日本に来ていた可能性は十分にあるのではないかと私も思いました。
日ユ同祖論(日ユ同化論)についてはこちらで説明しているため、ここでは本書のユニークな点についてポイントを説明する。
■ユダヤが日本に到来した年代
大きく4つの波があったと述べている。
蘇我氏はキリスト教のネストリウス派(景教徒)に改宗したユダヤ人であるとする。その根拠は、蘇我氏は日本人にはない暴力性と排他性を持っている事から。同様にスサノヲもその暴力性からユダヤであると本書では述べている。
■高天原のあった場所
天照大御神がいた高天原は日高見国のことであり、日高見国は関東から東北にかけて実在した国のことであると述べている。
そしてニギハヤヒとニニギの二つの天孫降臨があり、ニギハヤヒが神武天皇で、東征したニニギの子孫のイワレビコは崇神天皇であるとのこと。
高天原が関東にあったとすると、以下点に対して矛盾が生じますが、その点に対する解釈が欲しいと思いました。
① 高天原でも行っていたという稲作について、当時関東では稲作はまだ行われていなかった。
② 日本武尊が関東/東北を攻めにいったのは何故か。
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