ウィルスと細菌の違い



生物学/栄養学

公開日:2022/1/23    

■ウィルスと細菌の違い
細菌は細胞をもち、栄養分を取り入れ自己複製して増殖していきますが、ウィルスは細胞をもたず宿主の力をかりて増殖します。 大きさも異なり、細菌の大きさは1000nm程度に対して、ウィルスの大きさは20nm程度で細菌の約50分の1程度です。ウィルスを生物と定義づけするかどうかは意見が分かれますが、 生物の起源はどちらも同じRNAから始まっていると考えられます。

<抗生物質はウィルスに効かない>
抗生物質は細菌の感染症を治療するものなので、ウィルスには効きません。ウィルスに感染した時に治す薬は抗ウィルス薬といいます。

■ウィルスの増殖メカニズム
細胞にはDNAとRNAからタンパク質を生成する工程が存在します(これをセントラルドグマという)が、ウィルスは自前のRNAをもっており、 このセントラルドグマのプロセスに入り込んで、自分のRNAに従ったタンパク質を作って増殖します。






関連記事一覧



生物学/栄養学