ヒトとその他動物の違い, 狩猟時代からの名残としてあるヒトの特徴



生物学/栄養学

公開日:2020/9/8 , 2022/12/28   

ヒトとその他動物との違いや、 狩猟時代からの名残としてあるヒトの特徴についてまとめます。

■ ヒトと他の動物との違い

人間とその他動物との違いを分類学の見地や、著名人が述べた言葉などからまとめます。

(1) 道具を使う/作るか否か
ヒトは他の動物より巧みに複雑に道具を扱うことができるのは確かであるが、他の動物でも道具を扱う例がある。 例えば、チンパンジーはアリの巣からアリを取って食べるため、巣をほじくるための棒を作り、使用する。鳥もかごの中の食べ物をとるために棒でつつく場合がある。

(2) 言語を扱うか否か
これもヒトは他の動物より複雑に言葉を扱う事ができるのは確かであるが、他の動物でも口から発する音によって意思疎通を図る動物がいる。 例えば、シジュウカラは敵が来たことを表す単語を持っているなど。

(3) 虚構を作り出すことができるか否か
ユヴァル・ノア・ハラリ著の『サピエンス全史』にて言及している。虚構というと解りづらいかもしれないが、宗教などの「抽象概念」と考えるとイメージしやすい。 ただし本当に他の動物が抽象概念を持たないか否か証明する事が難しい。

(4) 自分の感情や気分や思考を切り離して考える事ができるか否か
スティーブン・R・コヴィー著の『7つの習慣』にて言及している。この事を「自覚」という。自覚があれば、自分自身の思考のプロセスを客観的に捉える事ができ、 自分の経験からだけではなく他社の経験からも学ぶことができる。

■ 狩猟時代からの名残としてある人の特徴

(5) 暗闇を怖がる
ヒトは視覚が優れているが嗅覚や聴覚は他の動物に劣るため、夜は動物に襲われる事が多かった。 そのため、比較的夜を怖がらず夜に行動するヒトは淘汰され、夜を怖がるヒトが生き残った。




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