別天つ神と神世七代 (古事記)



古事記

公開日:2025/2/17     

関連知識
 ・登場人物, 神の系図
 ・次の話:伊邪那岐神と伊邪那美神


■別天つ神と神代七代

天と地が初めてひらけた時に、高天原(たかあまのはら)に出現した神の名は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)です。 この三柱の神は単独の神で、その姿を現すことはありませんでした。

次に地上世界は若く、水に浮かぶ脂肪のようで、クラゲの様にぷかぷかと漂っていた時に、水辺の葦のごとく萌え上がるものに依りて出現した神が、 宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこちのかみ)、次に天之常立神(あめのとこたちのかみ)が出現し、この二柱も単独神で姿を隠しておりました。 以上の五神を別天つ神(ことあまつかみ)といいます。

そこから更に、二柱の単独神と、五組の男女のを対とする神が出現し、国之常立神(くにのとこたちのかみ)から伊邪那美神(いざなみのかみ)までを合わせて神世七代(かみよななよ)と言います。








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