【まとめ】 銀河帝国の興亡



読んだ本のこと

情報科学:00

ジャーナリズム:00

哲学:10

歴史:20

社会科学:30

自然科学:40

技術,工学:50

産業:60

文学:90

公開日:2023/12/19    

■本、著者の情報
<作者>アイザック・アシモフ
<原題>The Foundation Series
<出版社>早川書房

以下の順番で出版されています。カッコ内はアメリカで出版された年。作中の時系列としては6 → 7 → 1 → 2 → 3 → 4 → 5 となる。

1. ファウンデーション (1951年)
2. ファウンデーション対帝国 (1952年)
3. 第二ファウンデーション (1953年)
4. ファウンデーションの彼方へ (1982年)
5. ファウンデーションと地球 (1986年)
6. ファウンデーションへの序曲 (1988年)
7. ファウンデーションの誕生 (1993年)


■はじまり 緑字が私の感想/コメントです。

人類が宇宙に進出してから数万年後、銀河帝国が成立して約1万2千年後の話で、人類は天の川銀河内の約2,500万個の惑星に居住している。 (実世界においては天の川銀河内の惑星は1,000億あると言われているため、舞台は天の川銀河の一部であると考えられます。また人口は正確な記載がありませんが、単純計算で仮に一つの惑星に1億人住んでいると考えると、銀河系全体で約2.5京人いると考えられます。なお首都のトランターだけで全盛期には400億人いました (作中で4000億人という記載もあり))

しかし、銀河帝国は崩壊の危機に瀕していた。天才心理歴史学者ハリ・セルダンによれば、このままでは帝国の崩壊とともに文明も衰退し、数万年に及ぶ暗黒時代を迎えることになるという。 そこでセルダンは、帝国崩壊そのものは防げないものの、崩壊後に文明を再建するまでの時間を約1,000年に短縮するため、あらゆる知識を蓄える百科事典を編纂することを目的に銀河系の果てに「ファウンデーション」を設立した。

■心理歴史学とは

心理歴史学とは、一人ひとりの人間の行動は予測できないが、人間が途方もない大きな数になるとその行動が予測できるという考えに基づく学問。 (アシモフは、気体の分子運動からこの着想を得ている。例えば、気体の分子一つ一つの動きはブラウン運動というランダムな動きをしており予測不可能であるが、分子が大量に集まるとその特性を物理法則として扱えるようになる、というもの) 人間の行動を予測できるかどうかは、以下の条件が揃っている必要がある。

 ① 対象が人間であること (ミュールの出現により予測不可能な事態に見舞われた)
 ② 扱う人数が膨大であること
 ③ 心理歴史学による予測について知らないこと (これをランダムな動きとする)

■結末

ミュールの脅威を退けた後、設立から500年を経た第一ファウンデーションの首都ターミナスは、銀河系の半分を支配下に収めていた。 もはや彼らに対抗できる勢力は存在しないと思われていたが、トレヴァイズは「第二ファウンデーションが今も存続し、自分たちを操っている」と疑い、その行方を追う旅に出る。 旅の果てに、彼は第一ファウンデーションと第二ファウンデーションをも超越した存在「ゲイア」と出会う。

ゲイアは銀河を一つの有機体として統合する「ギャラクシア」構想を提示し、トレヴァイズに選択を迫った。 彼はセルダンプランに従って第二銀河帝国を築く道ではなく、ギャラクシアを選ぶ。しかしその選択に確信を持てなかったトレヴァイズは、答えは人類発祥の星「地球」にあると直感し、探索の旅に出る。

やがて彼は地球を発見し、そこで一体のロボット「ダニール」と出会う。対話の中でトレヴァイズは、ふいにセルダンプランの根本的な欠陥に気づく。 それは心理歴史学の公理が、「銀河には知的生命体としてホモ・サピエンスしか存在しない」という前提に立っていることだった。 だが実際には、人類がまだ到達していない外銀河が存在し、そこから侵略者が来れば太刀打ちできずにプランは崩壊してしまう。

その脅威を防ぐ唯一の方法こそ、銀河全体を一体化したギャラクシアの成立である。トレヴァイズは、ついに自らの選択が正しかったことを確信するのだった。

■年表








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情報科学:00

ジャーナリズム:00

哲学:10

歴史:20

社会科学:30

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技術,工学:50

産業:60

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