【まとめ】 銀河帝国の興亡



読んだ本のこと

情報科学:00

ジャーナリズム:00

哲学:10

歴史:20

社会科学:30

自然科学:40

技術,工学:50

文学:90

公開日:2023/12/19    

■本、著者の情報
<作者>アイザック・アシモフ, 厚木 淳 訳
<原題>The Foundation Series
<発行日> 1968年3月 (株) 東京創元社

■あらすじ 緑字が私の感想/コメントです。

人類が宇宙に進出してから数万年後、銀河帝国が成立して約1万2千年後の話で、人類は銀河系の約2,500万個の惑星に居住しています。 (実世界と対比して考えると、地球は天の川銀河内にあり、その天の川銀河の惑星の数は1,000億あると言われていますから、本作の舞台も一つの銀河系の中の話とイメージすると近いです。 また人口は正確な記載がありませんが、単純計算で仮に一つの惑星に1億人住んでいると考えると、銀河系全体で約2.5京人いると考えられます。なお首都のトランターだけで全盛期には400億人いました (作中で4000億人という記載もあり))

しかし銀河帝国は崩壊に向かって進んでおり、天才心理歴史学者ハリ・セルダンによると、このままでは帝国崩壊と共に文明も崩壊し、約数万年の暗黒時代を迎えるという。 そこで帝国の崩壊は防ぐことはできないが、崩壊後再び文明を取り戻すまでの時間を約1,000年に短縮させるためにセルダンは、あらゆる知識を蓄えておくための百科事典を編纂するという目的で銀河系の果てにファウンデーションを設立した。

■心理歴史学とは

心理歴史学とは、一人ひとりの人間の行動は予測できないが、人間が途方もない大きな数になるとその行動が予測できるという考えに基づく学問。 (アシモフは、気体の分子運動からこの着想を得ている。例えば、気体の分子一つ一つの動きはブラウン運動というランダムな動きをしており予測不可能であるが、分子が大量に集まるとその特性を物理法則として扱えるようになる、というもの。) 人間の行動を予測できるかどうかは、以下の条件が揃っている必要がある。

 ① 対象が人間であること (ミュールの出現により予測不可能な事態に見舞われた)
 ② 扱う人数が膨大であること
 ③ 心理歴史学による予測について知らないこと (これをランダムな動きとする)

■年表








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情報科学:00

ジャーナリズム:00

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