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■本の情報
<作者> 迫田 和也
<発行日> 2020年7月 (株式会社 KADOKAWA)
■概要 ネタバレを含みます。緑文字は私の意見、補足になります。
体の痛みを治す方法についての解説書です。以下が私の印象に残ったことです。
1. 痛みは押して治す
2. 痛いところに原因はない
痛いところにシップなどを貼って、痛みそのものを抑えるのは根本的な解決にならない。痛みを発生させている原因に対して処置するのが根本解決となる。
仕事においても同じことをよく言われます。問題を発生させている原因を処置することで根本解決が可能となります。
3. 痛みの原因は2つある
① 筋肉と関節由来 ⇒ 首、腰
② 関節由来 ⇒ ひざ、肩、股関節
痛みの原因は、本来可動域が広い関節が筋肉の固まりによって可動域が狭くなった結果、本来可動域が狭い関節が無理する事によって痛みが発生するため、
可動域が広い関節周りの筋肉をほぐしてやることで痛みを取り除く。
① 可動域が狭い関節(動いてはいけない関節) ⇒ 首、腰、ひざ
② 可動域が広い関節(動かないといけない関節) ⇒ 肩甲骨、胸椎、股関節
4. 痛みを取り除く場合に、ほぐす筋肉
番号の順に効果が高い部位です。
首 ⇒ ①大胸筋 ②広背筋 ③肩甲下筋 ④前腕の屈筋群
腰 ⇒ ①大殿筋 ②大腿筋膜張筋 ③外側広筋 ④腹斜筋 ⑤広背筋
ひざ ⇒ ①前脛骨筋 ②後脛骨筋 ③腓骨筋 ④長内転筋 ⑤大腿筋膜張筋
肩 ⇒ ①小胸筋 ②広背筋 ③肩甲下筋 ④上腕二頭筋 ⑤小円筋 ⑥腕橈骨筋 ⑦前腕の屈筋群
股関節 ⇒ ①大腿筋膜張筋 ②長内転筋 ③腹斜筋 ④大殿筋
■感想
筋肉や関節の痛みは、本来可動しない部位が無理に動かされている為という理由は非常に納得性の高いものでした。
私はひざがよく痛むので、書かれている内容のとおり筋肉をほぐしたら、確かに痛みが治まりましたので、非常に有難い情報でした。
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