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■本、著者の情報
<作者>ウィリアムズ・シェイクスピア
<出版年>1595年
■主な登場人物
・モンタギュー:互いに敵視する両家の家長
・キャピュレット:互いに敵視する両家の家長
・ロミオ:モンタギューの息子
・ジュリエット:キャピュレットの息女
・マキューシオ:ロミオの友人
・ティボルト:キャピュレット夫人の甥
・僧ロレンス:フランシス派修道僧
■あらすじ
1. 宿命的な出会い
舞台はイタリアの都市ヴェローナ。この街では、モンタギュー家とキャピュレット家という二つの名門が代々血を洗う抗争を続けていた。
モンタギュー家の嫡男ロミオは、当初キャピュレット家の親族である美女ロザラインに片想いをしており、そのつれない態度に深く心を痛めていた。
友人たちは彼を元気づけようと別の女を探せばいいと唆す。ロミオはロザラインの姿を一目見るためだけに、敵対するキャピュレット家の仮面舞踏会に忍び込んだ。
しかしそこで彼はジュリエットと出会う。ロザラインへの未練は一瞬で霧散し、二人は互いの素性を知らぬまま一目で激しい恋に落ちた。
2. 秘密の婚礼
仇敵同士であることを知った後も二人の情熱は冷めず、有名な「バルコニーの場」で永遠の愛を誓い合う。
翌日、両家の和解を願うロレンス神父の手引きにより、二人は極秘のうちに結婚式を挙げた。
3. 暗転する運命
しかし、運命は残酷に転換する。
式の直後、ロミオは街頭での争いに巻き込まれ、親友を殺したジュリエットの従兄ティボルトを殺害してしまう。
この罪により、ロミオはヴェローナからの国外追放を命じられた。
4. 悲劇を招いた「すれ違い」
一方、ジュリエットは父からパリス伯爵との縁談を強要される。窮した彼女はロレンス神父と共謀し、仮死状態になる薬を飲んで「死んだ」と見せかけ、その隙にロミオと逃亡する計画を立てた。
だが、この計画を記した手紙はロミオに届かなかった。ジュリエットの「死」を真実だと思い込んだロミオは、絶望の果てに彼女の墓所で毒を飲み、自ら命を絶つ。
5. 結末:和解の代償
ロミオの死の直後、薬の効き目が切れたジュリエットが目を覚ます。そこで彼女が見たのは変わり果てた夫の姿であった。絶望した彼女もまた、ロミオの短剣で後を追い自害する。
若き二人の死を前に、両家はようやく長年の憎しみの虚しさを悟り、和解を誓った。しかし、その代償はあまりに大きく悲痛なものであった。
■名言
・おお、ロミオ、ロミオ! なぜあなたはロミオなの?
ジュリエットがバルコニーで、恋い焦がれる相手がよりによって仇敵モンタギュー家の息子であることを嘆く場面
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